傷つきやすい自分の性格を克服する方法|アダルトチルドレン

ec4d751079f2e3815883c521e59d16e9_s人の評価に敏感で、傷つきやすい。そんな性格をなんとかしたいと思ったことはありませんか? 私もちょっと人に否定されると、本気で傷ついてしまい、涙が出そうになったりしていました。

自分を認められる基準が『他人からの評価』になっていると、どうしても敏感になってしまうものです。でも、実はこれ、子どもが親に持つ基準なんです。だから、基準を『自分自身』にしてあげる作業が必要になってくるのですね。

他人から認めてもらえるのを期待するのではなく、自分で自分を理解し、認めてあげるように生き方を変えること。これが、人からの評価に一喜一憂しない自分になるために大切なことなのです。

子どもの時に作ったルール

人の評価を恐れてしまう。こういった特徴の背景には、『人から評価されないとマズい』という前提(恐れ)があります。前提というのは、人生全体に影響を与える『ルール』のようなものです。

さてこの前提ですが、大抵の場合、幼少期に自分の中でルール化されます。子どもは一人では何もできませんから、どうしても親の助けが必要です。すると、必然的に親の関心を引くことにエネルギーを使うことになります。

親から完全にほっとかれたら死んでしまいますから、こういった行動は自然なことです。つまり、子どもはこのルールをもっていてもいいんですね。生き延びるために役に立ちますから。問題は、もう自分で生きていける力があるにもかかわらず、大人になっても『評価されないとマズい』と思いこんでいることです。

他人の評価に深刻になる理由

  • 親の機嫌をとるために自分をごまかしてきた
  • 自分を犠牲にしないと安全に生活できなかった
  • 親が求める役割(いいお姉ちゃんを演じる等)を優先した

こういった背景があると、幼少期だけもっていればいいはずの『ルール』を、大人になっても手放せなくなってしまいます。人に評価された時だけ自分の望みが叶うのを何度も経験すると、「やっぱり人から評価されないとマズい」という自分の考えを強化してしまうからです。自分の中にパターンとして残ってしまうのですね。

よく、サーカスの象の話が例として登場します。子どもの象を鎖につないておくと、最初はなんとか逃げようとします。でも、何度か挑戦してもダメだったという経験をすると、大人になってロープにつないでおいても逃げようとしなくなります。これも、ルール(どうせ逃げられない)が強化されたのと同じ現象ですね。

自分が自分の味方になる

私たち大人は、人から評価されなくても、生存が脅かされることはありません。親に依存している子どもとは違いますからね。ところが、頭ではわかっていても、無意識では「それではマズい」と思ってしまっていると、人からの評価が、自分にとって重大な関心事になってしまうのですね。

なので、自分で自分を理解し、認め、肯定していくというプロセスが必要です。人の評価だけに依存せず、自分で自分をしっかり評価してあげることで、自分の軸をつくっていくことができます。軸が他人ではなく自分にあれば、人の評価にそこまで一喜一憂することもなくなるのですね。

では、具体的にどうしていけば良いのでしょうか? 

自分を認めていくために必要な3つのこと

1)背伸びをしない

心理学で『平均以上効果』という概念があります。どいういうことかと言うと、私たちは、自分のことを「どちらかと言うと人よりも優れている」と無意識に思いがちということです。現実よりも自分を少し高めに評価したり、逆に周りを見下すことで、自尊心を守ろうとする傾向があるのですね。

本当はたいしたことの無い自分かもしれないのに、「いや、そんなはずはない」と虚勢を張ったり、背伸びをするのは、自分を認めていないことになってしまいます。今の、理想と現実が離れていない自分。等身大の自分を認めていくようにしてあげましょうね。

2)白か黒かという極端な考えをやめる

自分に点数をつけてみると、100点じゃない自分(の一面)はダメだと切り捨てるケースが、完璧主義の人に多かったりします。でも、『認める/認めない』のどちらかしか判断基準がないと、よほどのことでないと自分を認めることができません。そうではなく、小刻みに42点とか75点という風に、成長中の自分自身を、細かい基準で認めてあげる方がより良いのです。

3)自分を理解する

私たちは一人一人異なる個性をもっています。良い悪いではなく、ただそうであるという意味でです。「もっとここがこうだったら」と不満に思う事もあれば、「ここが自分のチャームポイントだ」と言える部分もあるはずです。それらに点数をつけて評価するのではなく、「自分はこういった特徴があるんだな」とありのままに理解することが大切です。

カウンセリングでは

カウンセリングでは、幼少期に決めた「ルール」を手放していきます。このルールは、子ども時代には役に立っていたものです。でも、大人になってからはもう必要ありません。自分で自分を認めるということは、精神的に自立するということです。自立するからこそ、「他人の評価は他人の評価。それはそれ。自分は自分」と、客観的に見れるようになっていくことができるのです。

まとめ

人の評価に敏感で、傷つきやすいのはメンタルが弱いからではないのですね。人は、自分の認めていない部分、否定している部分を、周りから指摘されたり知られてしまうのがイヤなだけなのです。なので、自分で自分を理解し、認め、肯定してあげること。これが最も近道であり、根本的な、ラクになる方法でもあるのです。