
誰だって、何か心配事や悩みがあれば不安にもなります。落ち込んだり、憂鬱な気持ちにもなる。でもそれは、不安の理由や原因が解消すればOKなはず。
友人とケンカをしたとか、お金がないとか。目の前の問題は、現実的に対処すればいいのですから。
一方で、理由のよくわからない不安というものがあります。言葉ではうまく説明ができないのだけど、
- 自分が存在していることの不安
- ひとりぼっちになりそうな不安
- 見捨てられてしまいそうな不安
といった、漠然としたものです。
漠然とした不安
不安や心配、憂鬱な感じというのは、胸の痛み・ドキドキする感覚として現れます。
何が理由なのか何が原因なのかが分からないので、どう解決したら良いのか分からない。これが、漠然とした不安のやっかいなところです。
私も以前ありました。いつも胸が苦しくて、うずいて。かきむしりたいくらいにジンジンと痛んでいました。
あまりの痛みと辛さ。そして、もうどうして良いか分からない絶望から、一人でよく泣いていたのを思い出します。浴室の鏡の前で…>_<
心に触れる!?
実際に胸が苦しいのですから、その痛みの原因を取り除く必要があります。
原因が外にあるのなら、それに対処しないと不安は消えません。お金がないのであれば工面するとか、仕事するとかがそうです。
また、自分の中にあるのであれば、自分の内面を対処しなくてはいけません。内面というのは心のことですが、心の問題にしてしまうと難しくなってしまいます。
心というのは、つかみ所のないものですからね。なので、分かりやすく身体の問題として考えてみましょう。
『痛み』とは何か
筋肉痛が、胸で起きているとします。胸周辺の筋肉が炎症して、神経がそれをキャッチする。それを私たちは、痛みやうずき、不快感として認識します。
筋肉痛というのは、筋トレをした後などに起こりますよね。身体は、使いすぎた筋肉を修復するために、「痛み」という感覚を通してメッセージを伝えてきます。
そのメッセージとは「ちょっと休んでね」ということ。
もし痛いと感じることができずに、休もうとしなかったら、どうでしょうか?
きっと筋肉がボロボロになってしまうはずです。痛みには、自分を守ろうという目的(意図)があるのですね。
漠然とした不安からくる胸の痛み、苦しさ、うずき等も同じです。そこには目的がある。
胸が痛む目的
では、胸の痛みが伝えたいメッセージとは何でしょうか? それは「気づいてほしい」ということです。
どういうことかと言いますと、自分を否定したり、無視しないでほしいということです。自分が好きで、自分と仲の良い人は、理由もなく胸が痛むことはないでしょう。
筋肉痛は、少し休むことで無くなります。それは、痛みの目的が「休ませる」ことだからです。身体が発する感情・感覚というのは、目的が達成されると消えてしまうのですね。
これは、漠然とした不安から感じる胸の痛みも同じです。
その痛みが、たとえ10年20年と続いていたとしても、今、その目的を果たしてあげれば無くなります。
これをもう少〜し早く知りたかった>_<
私の場合中学1年から胸のうずきがありましたから、20年ほど苦しんだ計算です。
カウンセリングでは
お客様の声
まず臨床データとして、お客様の感想を掲載させていただきます。ご参考になれば幸いです。
【Y.O様 女性】
↓2014年12月20のカウンセリングの感想
ヒロさんのカウンセリングを数回受けて、2か月くらいでこんな穏やな日がくるとは。強烈な頭痛も、胸の疼きもなくなるとは。
正直、言葉にも文章にもできない気持ちでいっぱいです。
私は何十年も生きづらさや、強烈な頭痛、胸の疼きを持っていました。
家族や対人関係もここ数年はうまくいかなく孤独。不安。恐怖。だけでした。
*感想記事全文はこちら『見捨てられ不安・胸の苦しさの克服事例』
↓後日、2015年元旦に頂いた感想
こんばんは☆おかげさまで穏やかな日々を過ごせてます♪
本当に胸の疼きは元に戻らないですね! 深呼吸しても詰まったかんじがしないです。
昨年の今ごろは 胸が痛すぎて ロキソニンテープ貼ってましたあぁぁぁ。
今年は、はじめてくらいに身体も心も健康なかんじです。なんか自分とつながった感じが、まだぎこちないです。(つきあいたてのカップルみたい)でも末永く、自分と仲良くしたいです。
*ロキソニンテープというのは炎症を抑える貼り薬のことです。
ロキソニンテープ・・・私は貼っていませんでしたが、そんな方法もあるのですね。
身体の内側(心)へのアプローチ
身体で感じる『心の声』、感覚や痛みというのは、身体の内側にアプローチする技法を使って解決していきます。
その際は、感情の性質をよく理解した心理カウンセラーのもとで行いましょうね。
まとめ
以上述べてきた胸の痛みやうずきは、何の知識もなければ、もしかしたら死ぬまでどうにもできなかったかもしれません。
でも、その性質や目的を知り、そこにアプローチする方法を使えば解決していくことができます。
漠然とした不安は、このように解決していくのが解決策の1つです。今悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡下さいね。