ダメな自分も受け入れる!自分を認めるとはどういうことか

「自分のことを認められません…」こんな声を、ほんとうに多く聞きます。私自身も、よく人からこう言われてきました。「できない自分も受け入れるんだよ」と。あまり頭の回転がよろしくない私としては、その意味がわかるのに15年以上かかりました(笑)。

さて、「認める」とはなんでしょうか? よく、上司に認められたとか、そんな風に使ったりしますよね。これは、「認める」の中に「高評価」「肯定」といった要素も一緒に含まれています。その上司は、部下の行動や成果を評価し、その能力や将来性などを認めたわけです。

自分を認めるとは?!

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自分の評価できそうなところや、肯定できそうなところを見つけて「認めて」あげることを言うのでしょうか? 

こういった意味合いで使うと、自分の中で認められるところと、認められないところが出てきてしまいます。

 これでは、永遠に自分を認めることはできません。実は、認めることと評価することは別のなのです。

 では、あなたにちょっと質問をしますね。

『あなたは、女性ですか?』

 

女性の方は、当然「YES」ですね。男性は「NO」。

これを「認める」と言います。女性であることを、「女性で良かった!」と思う必要もありません。評価はしなくていいのです

つまり、「女性じゃなきゃよかったのに」と思っている方にとっては、無理にそれを「いや、そんな風に思っちゃいけない。もっと自分を大切にしなくては」と思う必要はないのです。

 

ここが一番重要なので、違う角度からもう一例書いてみますね。

例えば、裁判では「事実認定」ということをします。何か事件があったとき、その事実が確かにあったということを認定するわけですね。これが「認める」の部分です。

その後に、その「事実認定」をもとに裁判をします。つまり「評価」をし、判決を下すわけですね。「認める」と「評価」が明確に別れているのがわかるかと思います。

 

自分を認められない場合

今のあなたが「認めたくない自分」とは、どんな自分でしょうか? 

そうれはもう、ほんとうに人それぞれで千差万別だと思います。

私で言えば、「話がつまらない」とか「挙動不審で気持ち悪い」とか、そんなのがありました(汗)

 

そんなことないよ!? そう言ってくれる、優しい人はたくさんいました。

でも、受け入れられないんですよね…「いや、あなたの見てる私は本当の自分じゃないんだ」と、思ってしまう。

 

結局、心のどこかでは自分を認めていないのです。

自分がつまらなくて、気持ちの悪い人間だなんて(本当かどうかは別として)、なかなか認めることなんてできません。

でも…ここが重要なのですが、一度認めてみましょう。自分はそんなもんだと。

 

私はつまらない人間。だとしたら、友達が少なくても、人からあまり好かれなくても当然です。

これは、「今日は500円しかないから、今日のランチは500円までで済ますしかない」というのと全く同じ感覚です。

原因と結果に、矛盾がないですね。

 

自分が思う「本当の自分」は、こんなもんだと一度認めてみましょう。

そして、それを認めることで起こりうる不幸、痛み、損失なども一緒に受け入れて下さい。

なぜなら、認めることで初めて地に足がつくからです。

 

逆に言うと、認めない状態というのは、棒にぶら下がって足をフラフラさせているのと一緒です。

「こんなのやだぁ」と言いつつも、現実(足下)を見ようとしないわけですね。

ずっとこの状態でいたら…辛い、ですよ。だから一度、手を離すんです。

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自分を理解をする

 じゃあ何、開き直ればいいの? う〜ん。そうなんだけど、ちょっと違います。感覚的な表現で申し訳ないのですが、「自分はつまらない人間でいいんだ!」とすると、認めてはいるようですが、無理やり高く評価しています。これでは、心にもないことを言っている(自分にウソをついている)ことになるので、途中で嫌になります。

 

どんな自分でもいいんだ! どんな自分も愛そう!!

 

という風にいきなり考えるのは、ちょっと無理があります。そうではなく、やるべきことは『自分への正確な理解』です。「自分はつまらない人間。点数つけたら30点くらい」と、今の自分の現状を冷静に見つめます。

 

その上で、この30点という数字が良いのか悪いのかの「評価」は、また別の機会でやって下さい。とにかく大切なのは、まず地に足をつけることですから。

 

この30点の自分を、今後どうしていきたいのか? 31点にしたいのか、30点のままでいいのか。それとも「30点でもいい」と今の自分を肯定するのか。これは、認めた後の話ですよ、ということですね^^

 

対人恐怖対人緊張などは、まず自分をしっかり認めてあげることです。背伸びしたり、自分を演じたりせず、「これが今の私なんだ」と、等身大の自信をもちましょう。それ以上の傲慢(ごうまん)さも、それ以下の自己卑下(じこひげ)もいりません。