努力しても自分に自信がもてない本当の理由

自分に自信がない。だから、出来ないことを出来るようにしたり、短所を補おうとする。ところが、どこまで自分を高めても、スキルを身につけ結果を出しても・・・自分に自信がないという人がいます。

なぜ、うまくいかないのでしょうか?

これは、汗の臭いを香水でごまかすのに似ています。つまり、自分の欠点や出来ていないところを嫌ったまま、自分に自信をつけることはできないのです。

そもそも、自信とは何だと思いますか?

 

1.自信とは何か?


自信は2つの要素で構成されています。1つは自己肯定感。2つ目は自己効力感です。この2つの総合得点が、その人の自信ということになります。どちらかと言うと、自己肯定感の方が重要で、家で例えるなら基礎(土台)の部分にあたります。一方、自己効力感というのは家そのものです。

では、以下具体的にお伝えしていきます。

 

■自己肯定感とは?

 

「私は私でいいんだ」という感覚を、自己肯定感といいます。要は、欠点も含めて、どれくらい自分自身を肯定できているかということですね。

言い換えると、自分自身への「無条件の愛」ということになります。どんな自分もOKという感覚なので、条件によってはダメとはなりません。

親から肯定されて育った人ほど、高い自己肯定感をもつようになります。どんな自分も認めてもらい、受け入れてもらうという経験を通して、自分を肯定するようになるからです。

ただ、親が子どもに無条件の愛を注げばいいのかと言うと少し違います。大切なのはそれを受け取る子ども側が、無条件に愛されていると感じることが、どれくらいできたかです。

 

■自己効力感とは?

 

「私は○○ができるんだ」という感覚を、自己効力感といいます。自己肯定感は自分の存在そのものへの肯定ですが、自己効力感は出来れば上がるし、出来なければ上がりません。

生まれてすぐの赤ちゃんは、自己効力感がゼロということになります。

一般的に、自信というとこちらを指しています。何かに挑戦したり、結果を出すことが自信につながるのは周知の通りですね。

ただ、問題は自己効力感が高くても、自分に自信がない人がいるということです。

ここが、この記事の本質ということになります。

 

2.なぜ努力しても自信がもてないのか?


 頭もよくて、美人で、仕事もできて…と、能力的には素晴らしいのに自分に自信をもてない方もいます。周りから見ると、「もっと自信もてばいいのに」と不思議に思うものです。

あなたの周りにも、そんな人はいませんか?

これは、自己効力感は高いのに、自己肯定感が低いという典型的な例です。

ダメな自分、嫌いな自分を隠したくて、能力を高めて自信をつけようとしてもうまくいきません。なぜなら、人に見せたくないダメな自分が、周りにバレてしまわないか?という不安は、常につきまとうからです。

冒頭で汗の臭いと香水の例を出しましたが、どんなにいい香水をつけても、誤摩化しきれるかどうかはわかりません。その結果、いつもどこか不安になってしまうということですね。

つまり、ダメな自分も自分で肯定してあげる。ということをしていかないと、どこまでいっても自信をもつことはできないのです。穴の空いたバケツに水を注ぐのと、一緒なんですね。

 

3.自己肯定感を高めましょう


 自己肯定感と自己効力感の重要度の比率は、【9:1】くらいです。それくらい、自分の存在そのもの・どんな自分も肯定していくというのは、自信の根っこの部分になるのです。

出来ないことに挑戦したり、苦手なことを克服することは、自信をつける上でとても大切なことです。ですが、それ以上に重要なのは、出来ない自分・苦手と思ってしまう自分自身を肯定してあげることです。

どんな家を建てるかよりも、どこに建てるかの方が重要ということですね。地盤が弱いところに、立派な家を建てても不安なだけですからね。

どんな自分も、あなた自身が認めてあげましょう。親や周りが認めてくれなかったとしても、本当の意味であなた自身を認めて上げられるのは、あなたしかいません。

 

それと、私たち人間というのは、他の誰かではなく自分自身に認めてほしい生き物です。

どれだけ世の中から認められても、孤独で不安な人というのはいます。売れてる有名人やアーティストが、病んでしまったりするのも、自己肯定感の低さが関係しているケースがあります。

どれだけたくさんファンがいても、自分で自分を認めていないと、穴の空いたバケツに水を注ぐが如しなのです。