カウンセリングって本当に効果あるの?
実際にカウンセリングを受けて下さった方にお話しを聞くと、「怪しい」「本当に良くなるの?」と思っていた方が多くいらっしゃいます。
言われてみればそうだなと思いました。私自身、過去にいろいろカウンセリングを受けてきましたが、どんなことをするのか、本当に効果があるのかが分からないので不安でしたからね。
正直にお話ししますと、すべてのカウンセリングで、劇的な効果が出せているわけではありません。もちろん、私にとってカウンセリングは真剣勝負ですが。
その一方で、劇的に改善した事例もあります。
私は、お客様と比較的長いお付き合いをしています。毎月定期的に食事会も開催しているので、変化の具合がわかるんですね。変わる方はゆっくりと、確実に変わっていきます。表情や顔の艶(つや)、笑う頻度、発言などが全然違います。
カウンセリングを受けるとどうなるの?
憂鬱さや、人目が気になる感覚がなくなってきます。
何となく日常で感じる、漠然とした不安。
そばに人がいても寂しくなってしまう孤独感。
こういった、身体で感じる感覚的な苦しさは、カウンセリングですっきり解消することができます。実際に多くの方を施術してきましたが、初めての体験だからでしょう。キョトンと、不思議に感じる方がたくさんいらっしゃいます。それもそのはずで、私自身がそうだったんですよね…。
私の実例
私は中学1年のころから、毎日憂鬱さを感じていました。当時、理由はよくわかりませんでしたね。胸が苦しくて、寂しくて、自信がない。頑張らないと、人から仲良くしてもらえないと思い込んでいました。そして、ダメな自分を表にだしてはいけないと決めていました(バレると嫌われてしまいそうだったので)。
当時は12歳でしたから、約20年間、この憂鬱さとつき合ってきました。「どうやったら、これがとれるんだろう??」どうしていいか全く分からなかった私は、とりあえず病院(心療内科)へ行きました。
「うつ病ですね。これを飲んで下さい」
たくさん薬が処方されました。飲みましたね。いつか効果が出て変われると信じて…。
ところが、人生は全く変わりませんでした(今思えば当たり前ですが)。変化と言えば、口がいつも渇いて、ちょっと気持ち悪くなるだけ。でも、他にどうしたらいいのか分からなかったのです。
半分は、もうあきらめていました。でも、苦しかったですね…。どうにか出来るなら、どうにかしたかった。
2013年の3月ころから、あまりの苦しさに耐えきれず、カウンセリングを受けまくるようになりました。とは言っても、闇雲に行ったわけではなく、知人から紹介してもらったところを片っ端から行きました。
忘れもしないこの年の6月17日。私はジョナサンというファミレスに、カウンセラーの先生と一緒にいました。先生に相談したところ、こう言われました。
「じゃあ、それ今日とっちゃおうか」
!?ご冗談を。何十年抱えてきたと思ってるんですか!それを今日って…冗談じゃない。そう簡単に良くなってたまるか!
*不思議ですね。良くなりたいのに、この変な意地は何でしょうか。
ところが。1時間後、呆然と。キョトンとたたずむ私がいました。あの、重たくて、憂鬱で、締め付けられるような寂しさと、張り裂けそうな苦しみはいったいどこへ…。
心が、信じられないくらい軽くなりました。身体も、足取りも。大げさかもしれませんが、私が人生を変えた瞬間だったのです。
今までは病院に行っても、話を聞いてもらって薬をもらうだけでした。
きっと、何万回これを繰り返しても、私の人生は変わらなかったでしょうね。
心は、見ることも触れることもできません。でも、ありがたいことに、そこにアプローチする方法はあります。試行錯誤の末に、こうした方法を残して下さった先人の知恵に、心から感謝です。